学生のときに英語を勉強したきり、就職や仕事を始めてから英語には全く触れてこなかったが、ある日このような状況になったらどうしますか?
- 「来月から海外部門に異動ね」と部長から打診を受けた
- 出世する為の要件にTOEICの点数が加わった
- 海外のパートナーまたはクライアントと仕事をしなくてはならなくなった
何とか英語力を使えるレベル(読み・書きに問題がないレベル)にしたいと思うでしょう。ではどのようにすれば良いのでしょうか。通常の仕事の他に使える時間は多くありません。限られた時間を有効に使い、何とか業務に支障が出ないように短期間でレベルを上げていきたいと思うはずです。
私もサラリーマンの立場ですが、まさに「来月から海外部門に異動ね」と言われ、
- 留学経験なし
- 学生時代のTOEICアベレージは450点〜550点
- 英会話力ゼロ(絶望)
といった「英語は苦手!」な状態から、1年でTOEICで300点以上伸ばし、英語で問題なく会話をし、英語で問題なくメールを書けるといった、いわゆる「英語ができる」レベルになりました。
この経験から導き出した「短期間で」「効率的に」「片手間で」英語を使えるレベルまで引き上げる1つの成功法則をシェアいたします。
サラリーマンの方に限らず、自営業の方、学生さん、明日を夢見る皆さんにも是非参考にしていただけたらと思います。
英語を短期間で使えるレベルにする5つの方法
- 英語を使えないとどうなるかをネガティブに想像する
- 一日の時間を棚卸しし、最低1日3時間確保する
- 可能な限り自分の周りを英語だらけにする
- 机に向かう勉強を捨て、スピーキング学習に専念する
- 英語を使う機会を積極的に確保して、自分の実力を確認する
1.英語を使えないとどうなるかをネガティブに想像する
最初から夢のないことを書きます(笑)
当たり障りのない表現に変えるならば、「英語を学ぶ目的を明確にする」なのですが、それでは途中でモチベーションが折れてしまう場合があります。
私がどれくらいネガティブに考えたのかを紹介します。以下のとおりです。
- 英語ができないとクライアントと意思疎通ができない
- 英語ができないと仕事の生産性が上がらず残業が増える
- 英語ができないと仕事を任せてもらえず仕事から外される
だいぶネガティブですね(笑)
しかしネガティブに考えることで、どうやったら短期間で使える英語にできるか?ということにモチベーションを転化し続けることができたと思います。
皆さんの場合はどうでしょうか?
これまで「英語を使えるようになりたいな」「英語ができると便利だな」と多くの人は考えたことがあるでしょう。私も学生時代にこのように考えてTOEICを受験しましたが、決して高い得点は獲得できず、全く使えるようにはなりませんでした。
この入り口のモチベーションが整理できていることが、この後の英語学習の習慣を作る上で超重要です。
2.一日の時間を棚卸しし、最低1日3時間確保する
自分が英語を使えるようになりたいモチベーションが明確になったら、次は自分の一日の中で使える時間を確認します。
「空いた時間で勉強すればいいかな」
という考えもあるかもしれませんが、最初から学習する時間を確保しておいた方が確実です。英語力の伸びは、触れた時間と比例します。
英語を短期間で使えるようなレベルに到達するには、ここは避けて通れないポイントだと思ってください。
では具体的にどのように確保すれば良いのでしょうか?
一番多く時間が取れそうなのは、仕事が終わった夜の時間帯ですが、ここは注意が必要です。
残業、飲み会、家族とのコミュニケーションなど色んな不確定要素があり、思うように安定した学習時間が確保できません。
「朝活」はすでに定着した概念ですが、やはり朝の時間は邪魔が入りにくく、安定した学習時間を確保するのに役に立ちます。
私の場合だと以下のような感じのモデルにしました。
- 起床後: 30分 DMM英会話
- 出社時電車内:30分 単語学習
- 帰宅時電車内:30分 単語学習
- 夕食後 :30分 レアジョブ英会話
- 30分 シャドーイング
- 30分 瞬間英作文
夜の時間帯は学習時間の50%の1時間半にすることで無理なく継続ができました。
現在も概ねこの時間配分で学習を継続しています。
3.可能な限り自分の周りを英語だらけにする
あなたの目に触れるもの、聞こえるものを英語にするのがここでのステップです。
「どういうこと?」と思われると思いますので、以下で解説します。
スマートフォンの設定を日本語から英語に変える
私達が普段目にしているものの中で最も頻度が多いものの一つがスマートフォンです。その設定を英語に変えてみましょう。
「そんなことして大丈夫?困るのでは?」と思う方もいらっしゃると思いますが、全然平気です。
毎日触れているスマートフォンだからこそ、どの機能がどこに配置されているのか、ということが感覚で理解できていると思います。操作面で不便に感じることは少なく、むしろ普段操作している機能に関する英語表現を普段の生活の中で自然に取り入れることができます。
私の場合は「ポケモンGO」も英語でプレイしています。
NHKニュースを英語で見る
NHKニュースは英語で視聴できる優良なコンテンツです。映像は日本語ですので、内容は理解しつつ時事に即した英語表現を学ぶことができます。またバイリンガルアナウンサーのナチュラルスピード・自然なアクセントで話されているので、自然に音をキャッチする訓練になります。
英語は「学習する」ものであって、「勉強する」ものでないという持論があります。
英語が母国語として話される国の赤ちゃんも勉強せずに、母親や家族が話す言葉の音を聞きながら英語を話すようになります。身の回りの環境から「学習している」のです。
できるだけ負荷をかけすぎず、自然に身の回りのものを英語にしていきましょう。
4.机に向かう勉強を捨て、スピーキング学習に専念する
ようやく学習の項目らしくなってきましたが、少し「ん?」と思った方もいらっしゃるかと思います。少し英語を学ぼうと思ったことがある方なら、
「リスニングはいいの?ライティングやリーディングは?」と思ったはずです。
しかしここで私が強調したいのは、
「スピーキングを鍛える過程で、他の技能も強化できる」
というポイントです。
なぜスピーキングに集中したほうが良いのか
スピーキングに集中したほうが良いのは、英語でのコミュニケーションに必要な全ての要素を同時に強化できるからです。
単語や文法の知識がないと言いたいことを正確に伝えることはできないですし、発音が悪いと間違って解釈されることがあります。自分の話す英語が正確な文法を使ってできるようになると、相手の言っていることが理解できるようになりますし、流暢さが上がればネイティブの話す速い英語も理解ができます。コミュニケーションが口頭でできるということは、ライティングもリーディングもできるということです。また最終的な私達のゴールは「英会話」のはずですので、最初から直接的に向かったほうが良い、とも言えます。
スピーキングメインの学習では、机に向かう必要がない
最悪歩きながらでもできるスピーキングの学習は、机に向かうことを必要としません。
英語学習というと、「机に向かって単語を書き取るぞ!」「TOEICの問題を多く解けば点数が上がるはずだ」という発想になりがちですが、私のような勉強嫌いにはそのような方法は全く根付きませんでした。学習習慣として継続するためには、「いつでもどこでも手軽にできる」ことが重要な要素の一つです。
5.英語を使う機会を積極的に確保して、自分の実力を確認する
4のステップが練習だとすると、練習試合や試合をして自分の実力を確認し、モチベーションを上げたり、学習方法を修正する必要があります。「DMM英会話」や「レアジョブ英会話」などのサービスを活用し、毎日英語で強制的に話す機会を設けましょう。仕事やプライベートで英語を使う機会がある方は、積極的に英語を使ってみてください。こうすることで、自分の立ち位置を確認でき何を強化していかなくてはならないのかが明らかにできます。
この5ステップで取り組むことで、短期間で英語力を飛躍的に伸ばすことができました。
今後は、具体的な学習の方法や、ポイント、変化を感じるのにどれくらいかかるのかを解説していこうと考えています。
私も一学習者ですが、皆さんの成功の一助となれば幸いです。
1回あたりのレッスンがとても安いのですが、講師の質も良く、コストパフォーマンスに優れています。ビジネスパーソン向けの教材が揃っているので、仕事で使えるハイレベルな英会話を身につけたい人におすすめです。