英語学習は筋力トレーニングに似ています。
一朝一夕には効果が出ないため、継続した学習期間が必要です。
筋トレと同じように、最初のうちは楽しかった英語学習がいつしか継続ができなくなったと言う人もいるのではないでしょうか。
今回は、もし英語学習に苦痛を感じたら振り返ってほしいポイントについてまとめています。
英語学習に苦痛を感じる原因
英語学習に苦痛を感じる原因は、”英語学習に意味を感じなくなること”です。
大きく分けて以下の3つのパターンが考えられます。
原因①:英語を実践的に使う機会がほとんどない
せっかく時間をかけて学んでいるのに、普段コミュニケーションの手段としてだったり、情報を得るための手段として実践的に英語を使う場面がなければ、英語学習に対して徐々に意欲がなくなります。
このパターンでは、学習にそれまでかけてきた時間や最初に立てた目標が足枷となり、義務感で英語学習を続けようとし、結果として苦痛になるのだと考えられます。
原因②:非効率な英語学習を繰り返している
英語学習を行っている時、外国人とのコミュニケーションができるようになったり、仕事や学問などで可能性が広がったりと、明るい未来を思い浮かべるものです。
しかしいくら頑張っても英語が使えるようにならなければ、徐々に英語学習への意欲が薄れてきます。
英語学習で成果が出るのにかかる時間や、効率的に成果を出すための知識や学習方法の理解が不足していると現れやすい現象といえます。
学習へのモチベーションが高ければ高いほど、苦痛を感じやすくなるように思えます。
原因③:英語学習に集中しすぎて他のことが犠牲になっている
英語学習で成果を出すには、とりわけ最初のうちは一定のまとまった期間が必要です。
プライベートで大事にしなければいけないことや、他の優先すべき事項との両立で精神的に追い詰められると苦痛を感じることもあります。
学習開始当初は十分な時間を確保できていたものの、環境が変わったことで家族との時間や他に勉強しなければらないこととの両立が難しくなることもあります。
このような事態に陥った時、工夫をして乗り越えることが大事になります。
以下で、このようなケースに陥ったときに見直したいポイントについて説明します。
ポイント1:英語学習の目的は何だったか?進捗をチェックする機会を持てているか?
原因①に当てはまるとき、「英語学習の本来の目的」を振り返ってみてください。
英語を学ぶ目的が強く認識される時、英語学習のモチベーションが復活します。
外国人とのコミュニケーション、大学入学、転職・昇進のためなど、そこには英語学習を初めたきっかけがあったはずです。
また、自分の英語レベルについて日々自信を持てるようになることも重要です。
資格試験を受けるのも良いですが、数ヶ月単位でしか確認ができません。
洋楽・洋書などエンタメ系コンテンツ、英語で書かれたニュースを視聴すれば、毎日「勉強したことがわかるようになった」という実感がわきます。
毎日英会話に取り組めば、毎日「英語で会話できる話題が増えた」という手応えを感じることができます。
私の個人的なおすすめはオンライン英会話を主軸とした学習です。
このブログでも関連記事を紹介していますので興味があれば覗いてみてください。
ポイント2:英語学習の目的に沿った学習をしているか?
原因②に当てはまるとき、英語学習の目的に沿った学習方法を選択できているかを振り返ってみてください。
例えば
- 英語を話せるようになりたいのに話す練習をしていない
- ネイティブスピーカーとの会話を楽しみたいのに、頻出の熟語表現の英語学習を避けてる
などです。
英語学習のコンテンツはたくさんあふれています。
人から勧められるままに英語学習を始めていては、英語学習の目的と方法が一致せず、成果を出すための時間がかかってしまう可能性があります。
特に英語を話せるようになりたいということが動機になっている方は多いと思います。
この場合、瞬間英作文などの知っている簡単な単語で話す基礎訓練や、発音や流暢さや聞き取る力を上げるための音読の学習、または英会話の実践を避けていると、話せるようになるまでにどうしたって時間がかかってしまいます。
このブログでも瞬間英作文を使った学習法や音読の学習法については関連記事を紹介しています。是非ご参考にしていただければ幸いです。
ポイント3:楽しくない学習ばかりをしていないか?
これも原因②に当てはまる時に振り返ってみたいポイントです。
特に比較的真面目な方、我慢して学習を続ける前に、ぜひ振り返ってみてください。
ここで言う楽しくない学習とは 以下の3つです。
・変化のない反復練習をひたすら続けること
変化の少ない学習をひたすら続けるのは苦痛を伴います。
例えば、暗記の学習は単語を覚えたり英語表現を覚えたりするのに必須ですが、ただひたすら続けているだけだと面白みに欠け飽きてしまいます。
覚えたものは会話の中で実践的に使うなどして、単語を覚える意味を常に意識しましょう。
・自分のレベルに合わない学習をひたすら続けること
自分のレベルに合わない教材や学習方法で我慢して勉強を続けるのも、時折苦痛を伴うことがあります。成果が出にくいからです。
常に自分が行なっている学習法や教材が自分に合っているのかということを考え、一定期間効果が全く感じられないようであれば、変更するということも検討しましょう。
例えば私は1ヶ月続けてみて全く効果が感じられなければ一旦諦めて別の方法を試します。(時間を置いて自分のレベルが上がった頃に戻れば教材も無駄になりません!)
・生の英語に全く触れない学習
ずっと教材とにらめっこして勉強するのも時折苦痛を感じることがあります。
オンライン英会話を取り入れて講師と話をしてみたり、ニュースを英語で聞いてみたり、Podcastや映画を英語で聞いてみたりするなどして、実際に英語が使われてる環境に触れ続けましょう。
英語でいろんなことを知ることができるので良い気分転換にもなりますし、「もっと理解度を上げたい!」とモチベーションも湧いてきます。
ポイント4:無理なスケジュールで続けていないか?
原因③に当てはまるとき、無理な英語学習のスケジュールを立てていないかを振り返ってみましょう。
無理のないスケジュールを立てるにはコツがあります。
1日のうち英語学習に使える時間帯を朝昼晩に分けて考えます。
とりわけ朝は、「よしやろう」という気持ちになりやすいですから、比較的多めに時間をとります。
電車通勤や車での通勤の時間も英語学習に当てることで、無理なく毎日2〜3時間の英語学習時間が確保できます。
帰宅後や終業後は1時間以内に留め、家族との時間をゆっくり過ごしたり、他の重要なことを行う時間に使うことをお勧めします。
まとめ
今回は英語学習に苦痛を感じる原因について掘り下げるとともに、もしも感じた時に振り返ってほしいポイントについて紹介をしました。
英語で最も成果が出る人は、英語学習を習慣化し長い間継続できる人です。
苦痛を感じる原因を早期に特定し、早めに習慣化をすることで、無理せずに英語力を伸ばしていくことができます。
是非今回紹介をさせて頂いた原因分析の方法を参考に、早めの軌道修正で苦痛を取り除いていただけることを願っています。
Practice makes perfect!
1回あたりのレッスンがとても安いのですが、講師の質も良く、コストパフォーマンスに優れています。ビジネスパーソン向けの教材が揃っているので、仕事で使えるハイレベルな英会話を身につけたい人におすすめです。