よく「英語を習得すると世界が変わる」「可能性が開ける」というような話を見聞きします。
確かに日本語でのコミュニケーションのみ、日本語のみの情報にしかアクセスができなかった状態から、英語でコミュニケーションが取れるようになったり、英語で書かれている情報にアクセスができるようになると、圧倒的に得られる情報が増えます。
一方で、グローバル化が進行する時代は過ぎ、今やグローバルに人が交流するのは当たり前の時代を迎えています。
本日はこうした環境を踏まえ、英語を習得することでもたらされる変化について、私の経験や考えをお話ししたいと思います。
1.一般的にいわれている英語を習得して世界が変わった話
よく見聞きする英語を習得した後の変化に以下があります。
・自信がつく
英語でコミュニケーションができたり情報を得ることができるようになり、人として自信がつきます。
また英語を習得するまでに行った英語学習の成果が実を結ぶということなので、 この面からも自信がついたと感じることができます。実際私も自信がつきました。
・英語でコミュニケーションができるようになる
日本語話者でない人とスムーズなコミュニケーションができるようになり、友人を作るチャンスが広がるとともに、ビジネスにおいてもチャンスが広がります。
通訳を入れた時には感じられない心と心で繋がるような実感が持てます。
・英語で書かれた情報にアクセスできる
日本語を主たる公用語とする国は日本だけですが、英語を主たる公用語とする国はたくさんあります。
加えて英語は世界言語と位置付けられていますから、英語を公用語としない国であっても、英語で示される情報は多いです。
こうした情報ソースから情報を得られるようになるのも、英語を習得して変わる変化のひとつです。
・収入アップにつながる
英語を習得していると、海外のビジネスにアサインされたり、外資系企業への転職チャンスが増えます。
一般的な傾向にすぎませんが、外資系の企業の方が収入ベースは高いと言われてます。
また日本の中では英語を使いこなせる人はまだ貴重なので、副業などを通じて収入をプラスアルファで得ることも可能でしょう。
・一目置かれる
実際自分の英語力が大したことないと思っていても、特に資格試験で合格したり高得点を取ったりすると、めちゃくちゃ尊敬の念を抱かれます。
多少の気持ち良さはありますが、実際には自分の持つ英語力とのギャップも認識しているので、継続して頑張らねばという気持ちになります。
2.英語を習得した後の変化(経験談)
私の場合は、サラリーマンとして働きながら英語学習を行い英語力を向上させることができました。
これを踏まえ、私に起きた変化をお話します。
・仕事の処理速度が速くなった
仕事で英語を使うので、英語資料の内容把握が早くなりました。
またE メールを書くのも、 学習当初1時間ぐらいかかることもありましたが、今は1/4未満の時間に減らすことができています。
・会議で自分の意見を言うのに全く抵抗がなくなった
これは不思議な変化ですが、日本語で喋ろうとすると少しためらうような場面でも、普段オンライン英会話を通じて英語でたくさん話しているからか、あまり緊張せず発言できるようになりました。
・打ち合わせにおいて、会話のキャッチボールが日本語と同じ速度でできるようになった
日本語か英語かにかかわらず、会話のキャッチボールの速度があまり変わらなくなってきました。
具体的には相手の言いたいことを理解し、自分の言いたいことを返すサイクルが早くなりました。
これにより、限られた時間で多くのことを話し合うことができるようになってきたため、スムーズな人間関係構築にもつながってるように思います。
・コミュニケーション時に内容を取りこぼすことがなくなった
英語学習開始当初は、「結局何がポイントだったのか」「何を相手が言ってるのか」をよく理解できてませんでした。
習得したと言えるようになってからは、日本語と同じように多少の相手の意図の確認を行うことで、取りこぼしがなくなりました。
3.英語を学ぶ前に考えて欲しいこと:結局英語で何が出来るのか
英語を話さない人の中で、英語を自由に使えるようになることは、それだけで賞賛されます。
しかしながら英語を話すのが当たり前になってきた今、「結局自分の価値は何なのか」「英語を使って何ができるのか」が重要だと痛感しています。
私は「英語を学ぶ目的が重要」ということを常々このブログで発信をしています。
英語を習得する人が多くなればなるほど、英語を話せることだけでは価値を出せない世の中に近づきます。
特に世界から見ると、日本は英語話者がとりわけ少ないことで知られており、今日本で英語を話せることで賞賛されていても、世界から見るとそれはただ当たり前のことが当たり前にできるということでしかありません。
是非英語を学ぶ目的を考える時に、習得した英語で何をしたいのかを明確にしましょう。
4.英語についてこれから日本で起こる変化
今英語学習において、AI が大きな変化をもたらしています。
インターネットで英会話サービスが受けられるのは当たり前になっていますし、AI が自分の話す英語を診断しフィードバックをくれるなど、もはや相手がいなくても効果的なスピーキングの練習をできるような環境になっています。
小学校では3・4年生から外国語授業が取り入れられ、ますます早いうちから英語を使える人を増やしていこうという動きが見られます。
また日本は人口減少期に入り、ゆくゆく日本国外からの移民も認められる世の中がやってくるかもしれません。お隣さんが日本語ができないということも起こりうるのです。
ますます日本での英語話者は増えていきます。
そんな時に英語を使って何ができるのかを考えておくのは決して損ではありません。
5.これから埋もれないための英語学習の在り方
これまでお話ししたように、これからどんどん英語話者は増え、英語が長期的には公用語化してくることも考えられなくはありません。
これを踏まえ、この流れから漏れないためにどう英語学習をするべきかを私なりに考えてみました。
・オンライン英会話
英語は言語です。使えば使うほど流暢になり、自然さが増します。自然さが増せば、多くの人に通じやすくなります。
英語で話す友人や家族がいなくとも、オンライン英会話を使えば 安価に英語で話せる環境が手に入ります。
オンライン英会話を通じ、本当の意味で日常英会話ができるようになっておくことは、これからを生きる私たちの嗜みにもしかしたらなるかもしれません。
このブログでもオンライン英会話に関する記事をたくさん紹介していますので、是非参考にしていただけると幸いです。
・世界のニュースの視聴
比べてみるとよくわかるのですが、日本で報道されている内容と、世界で報道されている内容には大きな隔たりがあります。
日本を母国としない方とのコミュニケーションをとるにあたって、他の国の情報も最低限知っておくほうが良いです。
身につけた英語を使い、BBC ニュースやCNNニュースを視聴するなど、積極的に日本国外の情報を収集したいものです。
・日本の文化の理解とその英語説明
日本以外の国の人と働いているとよく話題になりますが、日本ではどうなのか、日本の文化はどうなのかをよく質問されます。
まず前提となる日本の習慣・文化を知る必要がありますし、それを英語で説明できないとうまく返答できません。
案外日本の文化や習慣を英語で説明するのは慣れてないと難しいものです。実践的な英語学習としてぜひ取り入れていきたいものです。
・原理原則や専門知識の英語での言い換え
どちらかと言うとビジネス寄りの話題ですが、ビジネスにおける原理原則、専門的な知識を英語で言えるのはかなり価値があります。
日本語で同じ内容を学ぶ必要があるのであれば、英語で同じ内容を学んでしまったほうが後々効率が良いように思います。
まとめ
英語を習得すると、確かにできることは格段に増えます。
しかし英語の習得のみでは世界が変わるレベルの変化は起きないのが現実です。
本当に重要なのは、習得した英語で何をするか。自分にしか出せない価値を見つけることです。
身につけた英語を使って世界のニュースを視聴したり、日本と他国の文化の差を知り、日本のことを英語で説明できるようになると、本当にありがたがられることも増えます。
日常生活の中で英語でやることを増やせば、学習効果としても伸びることが期待できるので、どんどん英語にできる範囲で置き換えてみましょう。
Practice makes perfect!
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