私の周りには「英語学習に対して継続的にモチベーションが高い人」と「張り切って始めたものの途中でモチベーションが下がり学習にかける時間も大きく減ってしまっている人」がいます。
英語学習で成果を出す人は、継続的に学習を続けている人です。
この記事では、両者を分けるたった一つの違いについて話したいと思います。
1.一般的に言われているモチベーション維持の方法
よくモチベーションを維持するためには、英語で音楽を聴いたりドラマを見たりと、学習から離れ、楽しいことを英語ですることが良いと聞いたり目にします。
確かにこれは一部当たっていると思うのですが、楽しむために聴いたり見てるはずのものがすんなりと理解できないと、ストレスになる人もいると思います。
英語学習がスムーズに進んでいる上でこれを実施するのはオススメできますが、そうでない場合に積極的に取り入れてしまうと挫折の原因にもなる可能性があると考えています。
2.本質的なモチベーション維持の方法
ではどのようにモチベーションを維持すれば良いのでしょうか。
私の周りの人を観察して気づいたのは、学習成果が早期に出て、その後も順調に英語力を伸ばしている人こそがモチベーションを高く維持していることです。
こういう方の多くは、英語学習の方法をよく調べ、自分に合った方法・自分に合った教材で学習しています。
自分の英語力について客観的に分析しながら工夫していくことは難しいことでもあります。
以下で私が実施した工夫について紹介をしますので、参考にしていただけたらと思います。
3.工夫①:オンライン英会話を早めに始める
一部の人を除き、英語を習慣的にコミュニケーションの手段として使う時間は限りなくゼロに等しいと思います。
オンライン英会話を使えば、手軽にこの時間を毎日確保できます。
自分の経験や様々な人の英語学習を観察してきて思いますが、一番モチベーションを高めるのは、「もっとコミュニケーションをスムーズに、深いレベルでしたいという気持ち」だと思います。
私の場合は、英語学習を社会人になって再開してから一か月後にオンライン英会話を始めました。
それからおよそ3年経ちますが、今もなお私の大きなモチベーションになっています。
4.工夫②:スピーキングに集中する
オンライン英会話を始めると、もっとスピーキング力を磨きたいと思うようになります。
日本人の英語学習者は傾向として、過去の英語学習経験から試験で良い点を獲得することを目的として、ペンを持って書いて学習する習慣がありますが、スピーキング力を伸ばすには残念ながら効率の悪い学習習慣と言わざるを得ません。
スピーキング力を伸ばすには、以下のような学習がとても有効です。
・音読トレーニング
ネイティブの音声をマネながらテキストを繰り返し読みます。
英語のリズムが身につき流暢さが向上します。
音読についての記事は、このブログでも紹介していますので、詳しい内容にご興味がある方は、そちらも確認をしてみてください。
・発音トレーニング
発音記号の読み方を学び、本来の発声・発音の仕方を習得します。
話し相手に内容を理解してもらいやすくなる他に、発音を聞き分けることができるようになることで、相手が話す内容を理解しやすくなります。
・瞬間英作文
日本語の文章を瞬時に英語に置き換えて発声する学習法です。
英語の文法が体内化でき、基礎的な単語の運用力が向上します。
瞬間英作文の記事は、このブログでも紹介していますのでそちらも是非ご覧ください。
・例文暗唱
日々の会話の中でよく出てくる例文を、見ずに言えるようにするトレーニングです。
頻出パターンを覚えることで、英会話で言えることが格段に増えます。
5.工夫③:生活の中で英語に置き換えられるものは置き換える
スピーキングに集中した学習を続けていくと、瞬発的に英語で話せるようになるためには、英語を英語のまま理解する「英語脳」をより磨く必要があると気づき、より普段から英語に触れて英語で考える時間を増やす工夫が必要だと考えるようになります。
日常生活のなかで英語に置き換えて支障のないものは英語に変更してみましょう。
・携帯電話やパソコンの設定
表示言語を日本語から英語に変えます。普段使っているものなので、なんとなくそのまま使えてしまいます。
いろんな機能の名前を英語で覚える良い機会になります。
・NHKニュースの言語変更
夜の「ニュース7」と「ニュースウォッチ9」は副音声機能を使い、英語で視聴できます。
映像がありますし、テロップも日本語で出ますので、内容が理解できないということはありません。
「こんな時はこんな英語を使うんだ」という気づきが毎日あり、語彙力が増えるとともに、音声を聴いて理解する力も向上します。
・娯楽を英語で楽しむ
ここにきてようやく洋楽や洋画を英語で楽しむことで効果を感じられるようになります。
漫画を英語で読んだり洋書を読むのも良いでしょう。
英語の基礎力があれば、英語に触れれば触れるほど、英語を英語で理解できるようになります。
6.工夫④:試験勉強に励み過ぎない
レベルチェックのため、就職活動や昇進の必須条件を満たすために英語の試験を受ける方もいらっしゃると思います。
英語の試験で高得点を取ることだけが目的になってしまうと、取れなかった時にモチベーションが大きく下がってしまいます。
またこういった試験で高得点を取るためには、そもそも基礎的な英語力を向上させる必要があります。目先の試験に軸足を置きすぎず、基礎的な英語力の向上と試験勉強のバランスをとることがとても重要です。
まとめ
英語学習のモチベーションを維持するためには、早期に自分の英語力の向上を実感し、その後も定期的に英語力を向上し続ける必要があります。
そのためにオンライン英会話を用いてもっとコミュニケーションできるようになりたいと言うモチベーションを自分の中にインストールすることでブレないモチベーションの軸ができます。
この軸を起点とし、スピーキング力を向上させる学習に取り組むことで、少しずつ実力を伸ばし、結果的に英語の試験でも高得点がとれるようになります。
ぜひこの順序を意識して、学習習慣を見直す参考にしていただけると嬉しいです。
Practice makes perfect!
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